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丹波の恵み

​商品紹介

その昔、京の都であった山城の国に隣接した地「丹波の国」

丹波地方は、京都府と兵庫県にまたがる標高が200メートル前後の山々に囲まれた盆地地帯にあり、気候は内陸型気候のため昼夜の寒暖差が大きい事が特徴です。山々の谷間にあることで森林の栄養分が田畑に流れ込み肥沃な大地を生み出し、この地で育った農産物は甘味を増したと云われます。また「丹波霧」と呼ばれる深い霧が立ち込めることにより農産物に程良い水分を与え、大地を潤しています。

この幾つもの自然条件に恵まれた丹波で栽培される丹波黒大豆・丹波大納言小豆・丹波栗などの農産物は、京の都の食文化の一端を担い、ひいては日本の食文化の発展に寄与して参りました。

丹波黒大豆

丹波黒大豆は、千年の歴史を持つと云われるほど古くから栽培され、一説には天平の飢饉にこの地を訪れた老僧が種を蒔いたのが始まりとも伝えられています。発祥の地は現在の兵庫県 篠山市河北地区周辺とされており、収穫した黒大豆を幕府や朝廷へ献上したほか、年貢を黒大豆で納めた記録が残っています。丹波黒大豆という名称は兵庫県農事試験場が丹波地方で栽培されていた黒大豆の在来種を取り寄せ、品種特性を把握し、「丹波黒」と命名されました。

黒大豆は栽培に手間が掛かり、土作りの為に同じ畑で2年連続の栽培ができず、枝は大きく広がり、夏場の土寄せや水やりなど作業も多く、さらに収穫や乾燥にも手間がかかるため、大豆の中では最も栽培しにくい品種で、稀少性の高い農産物です。その中でも丹波品種の黒大豆は晩生種と言われ、他種の黒大豆に比べて一ヶ月ほど長くじっくりと畑で成熟させるため、極めて大粒な黒大豆となります。大豆の粒の大きさは百粒の重さで比較しますが、一般の普通大豆が約30g程度であるのに対して、丹波黒大豆は約80gにもなり、他に類のないほどの大粒な大豆です。また、表皮に生じる白い粉(ろう粉)も特徴の一つで、良質の証とされています。丹波黒大豆は、千年の歴史を持つと云われるほど古くから栽培され、一説には天平の飢饉にこの地を訪れた老僧が種を蒔いたのが始まりとも伝えられています。発祥の地は現在の兵庫県 篠山市河北地区周辺とされており、収穫した黒大豆を幕府や朝廷へ献上したほか、年貢を黒大豆で納めた記録が残っています。丹波黒大豆という名称は兵庫県農事試験場が丹波地方で栽培されていた黒大豆の在来種を取り寄せ、品種特性を把握し、「丹波黒」と命名されました。

黒大豆は栽培に手間が掛かり、土作りの為に同じ畑で2年連続の栽培ができず、枝は大きく広がり、夏場の土寄せや水やりなど作業も多く、さらに収穫や乾燥にも手間がかかるため、大豆の中では最も栽培しにくい品種で、稀少性の高い農産物です。その中でも丹波品種の黒大豆は晩生種と言われ、他種の黒大豆に比べて一ヶ月ほど長くじっくりと畑で成熟させるため、極めて大粒な黒大豆となります。大豆の粒の大きさは百粒の重さで比較しますが、一般の普通大豆が約30g程度であるのに対して、丹波黒大豆は約80gにもなり、他に類のないほどの大粒な大豆です。また、表皮に生じる白い粉(ろう粉)も特徴の一つで、良質の証とされています。

※黒大豆は優れた健康成分・美容成分を多く含んだ食品としても有名で、ポリフェノール・イソフラボン・アントシアニン・レシチン・コリン・たんぱく質・ミネラル・食物繊維・オリゴ糖・ビタミンB・ビタミンEなど体に良いとされる成分が豊富に含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用による老化防止・血流の改善・血圧の抑制などの効果、レシチンによる細胞の新陳代謝、イソフラボンによる更年期障害・骨粗しょう症の予防効果など様々な健康 効果が報告されています。

※丹波黒大豆とは、丹波黒と呼ばれる品種の黒大豆で主な生産地は京都府・兵庫県・岡山県・滋賀県・香川県などがあります。

丹波大納言小豆

丹波大納言小豆は古くから厄除けや、祝い事の席などで供された由緒ある農産物です。大納言は殿中で抜刀しても切腹しないですむと、煮ても腹の割れないこの小豆を「大納言小豆」と名付けられたと云われています。北海道の大納言小豆が寒さの中で育つ為に豆の皮が厚いのに対し、丹波大納言小豆は豆の皮が薄く、大粒で光沢が美しく、風味が豊かで、煮詰めても形が崩れないのが特長です。また糖分を多く含んでおり、長期の保存にも耐えることができます。

室町時代から盛んになり、千利休により大成された「茶の湯」と共に京菓子業界などの和菓子の原料として重宝され、実需者の評価も高く、和食や茶道をはじめとする京都の伝統文化を支える上でも、重要な食材に位置づけられてきました。その生産量は北海道の小豆と比べ、わずか1%程度しかありません。大量生産が困難な最高級ブランド【丹波の赤】の異名も持つ丹波大納言小豆、幻の逸品です。

※丹波大納言小豆の生産量は非常に少なく希少な農産物です。天候不順などの影響を受け易く、また生産者の高齢化などにより年々収穫量は減少しておりますが、弊社は地元の農家さんなどと強いつながりを持つことで、年間を通して安定供給をさせて頂いております。今後も地元の生産者の皆様と協力しながら、全国へ丹波大納言小豆を広めたいと思っています。

丹波栗は、日本書紀に記載されるほど歴史のある農産物です。平安時代頃から、栗は宮廷貴族の食べ物として穀物・果物の中で最も重要視されるようになり、献上品や物納品としての栗作りが盛んになりました。特に、丹波国は天領や寺社領地が多く、宮廷や寺院とのつながりが深かったことから栗作りが発達したと云われています。丹波栗とは品種名と思われていることが多いですが、丹波地方で採れる栗のことを総称して「丹波栗」と呼んでいます。品種としては「銀寄」や「筑波」などが中心となっています。

丹波栗が栽培されている丹波地方は、その恵まれた自然条件により粘土質の肥沃な土壌が形勢され、そこで育つ農産物は糖分が増し、他地域で栽培される栗には無い肉質と甘味を持った栗が育つようになりました。全国的に丹波栗の名声が拡がったのは江戸時代で、丹波に来た魚商人が帰り荷として丹波栗を京阪神へ持ち帰り、それを各藩主が参勤交代などを通じて、こぞって幕府や朝廷に献上し、その粒が際立って大きく、また美味であったことから、やがてその名が全国に広まるようになりました。

丹波栗

※収穫された栗は劣化が早く、空気に触れ時間が経つと直ぐに風味が無くなってしまいます。弊社では収穫された丹波栗をできる限り早く加工することを心掛けており、その風味や肉質を最大限に引き出すことを考えています。それは手間をかけて誠心誠意に丹波栗を栽培されておられる生産者の皆様に対する最大限の感謝の気持ちでもあります。高品質な丹波栗の品質を損ねることなく、お客さまにお届けすることが弊社の務めであると考えています。

※京都府内における栗の生産量は、最盛期であった昭和53年の1,500トンから減少し続け、現在はその10分の1ほどだと言われています。そのうち実に96%ほどは生食として都市圏へ出荷され、残りの4%ほどが加工向けに出荷されています。

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